恒例の『第49回宮様チャリティーボウリング大会』が、11月28日（土）29日（日）の日程で東京都港区の品川プリンスホテルボウリングセンターにおいて開催されました。 長年にわたり大会名誉会長を務められ、熱意あふれるご指導をいただいておりました寬仁親王殿下のご遺志を継承されたご息女であられる瑶子女王殿下が、一昨年、昨年に引き続き御台臨なされました。今年も29日の午前中に行われました障害者の部の個人戦を公益社団法人日本ボウリング場協会の中里則彦会長、（社福）友愛十字会の佐々木典夫会長のご先導、ご説明で全てのレーンを丁寧にご視察され、参加選手に明るい笑顔で温かいお言葉と拍手を送られていらっしゃいました。参加選手は瑶子女王殿下のそのお優しいお人柄に大変感激した様子でした。同日午後の一般の部優勝決定戦、表彰式式典と長時間に渡り、ボウリング大会をご満喫されたご様子でした。また、式典においては 来年の第50回大会へ向けての期待を述べられました。そのお心遣いに参加選手をはじめ、大会関係者一同、恐縮をするとともに大変に感銘を受けました。

今年も本大会は全国各地の厳しい予選を勝ち抜いた各都道府県の選手、そして各ボウラー団体から推薦されたトップボウラーが一堂に会してチャンピオンの座を狙い熱戦が繰り広げられました。
結果、男子は予選（８Ｇ）を26位通過、準決勝（４Ｇ）で一気に２位まで順位を上げ、決勝戦では胸を借りるつもりで臨んだとコメントを述べた、相田祐樹選手（山形県・山形ファミリーボウル）が無欲の逆転優勝を果たし、女子は予選10位通過、準決勝で３位の全国大会常連の渡邊美和選手（福岡県・小嶺シティボウル）が終始安定したゲーム運びで宮様チャリティーボウリング大会通算 ３回目の優勝を飾りました。今大会も予選準決勝とハイレベルな争いが展開され、12ゲームトータルで男子は21名が220以上のＡＶＧをキープしており、女子は８名が210以上のＡＶＧという 見ごたえのある大会となりました。

障害者の部は、恒例の「プロボウラーによるボウリングクリニック（教室）」、「個人戦」、「スカッチトリオ戦」を参加選手、引率の皆様がプロボウラーとともに楽しみました。今年は初参加の若手プロボウラーが多く、フレッシュなムードの中、大会が進行していきました。
選手は熱心にプロボウラーからのアドバイスに耳を傾け、１投１投を工夫しながら一生懸命に、またある場面ではプロボウラーの前で誇らしげに投球する姿が印象的でした。
そして個人戦男子は菅野孝彦選手が421ピン、女子は佐藤幸子選手が387ピンとハイレベルな スコアをたたき出し優勝を果たしました。来年は一般の部での活躍が楽しみです。

ボウリングは競技スポーツとしてのみならず、人々の交流の輪を広げ、幅広い仲間づくりへとつながるレジャー、コミュニケーションツールとして広く国民に定着し、高齢者の健康維持、脂肪を燃焼させる全身有酸素運動としてダイエットにも有効であり、最近では頭と体を使うスポーツとして認知症予防にも効果が期待され始めています。

この大会はご協賛各社をはじめとする、関係各位のご協力のもと、障害者と健常者が共に楽しむことが出来るスポーツとして、今後益々の発展が期待されています。 この熱戦の模様をYouTube（ダイジェスト版）にてご覧いただき、お楽しみください。

来年は第50回の節目の大会となります。全国から広く、ここ数年参加されていない府県からもより多くの、ご参加をお待ちしております。

主　　催

公益社団法人日本ボウリング場協会

協　　力

社会福祉法人友愛十字会　/　公益社団法人日本プロボウリング協会
公益財団法人全日本ボウリング協会　/　日本ボウラーズ連盟
全国実業団ボウリング連盟

協　　賛

大塚製薬株式会社　/　江崎グリコ株式会社　/　日本ボウリング商工会 他

主　　管

関東ボウリング場協会

日　　時

平成27年11月28日（土）～29日（日）

会　　場

品川プリンスホテルボウリングセンター
東京都港区高輪4-10-30