第51回 宮様チャリティーボウリング大会

今年も本大会は全国各地の厳しい予選を勝ち抜いた各都道府県の選手、そして各ボウラー団体から推薦されたトップボウラーが一堂に会して頂点、チャンプを狙い熱戦が繰り広げられました。結果、男子は予選（８Ｇ）を５位で通過、準決勝（４Ｇ）で２位まで順位を上げた川上格尚選手（神奈川 湘南とうきゅうボウル）が２２歳から出場しているこの大会で初優勝を果たし、優勝インタビューでは「決勝ステップラダ―は初めてで優勝なんて夢のよう」と答えていました。女子は予選、準決勝共に１位で通過した高校生３年生 川田菜摘選手（群馬 桐生スターレーン）が決勝ステップラダーにおいて、中学２年生 新津七海選手とのハイレベルな中高生対決を制して、見事初優勝を果たしました。

障害者の部は、恒例の「プロボウラーによるボウリングクリニック（教室）」、「個人戦」、「スカッチトリオ戦」を参加選手、引率の皆様がプロボウラーとの投球、会話を楽しみました。今年の参加プロはベテランから若手まで幅広い顔ぶれが揃い、和やかなムードの中、クリニック、大会が進行していきました。参加選手は熱心にプロボウラーからのアドバイスに耳を傾け、１投１投を工夫しながら笑顔で投球する姿が印象的でした。
そして個人戦男子は飛澤和徳選手が５１６ピン、女子は森澤亜希子選手が３５０ピンと部門の壁を感じさせないスコアで優勝を果たしました。来年の一般の部での活躍が楽しみです。

ボウリングは競技スポーツとしてのみならず、人々の交流の輪を広げ、幅広い仲間づくりへとつながるレジャー、コミュニケーションツールとして広く国民に定着し、高齢者の健康維持、脂肪を燃焼させる全身有酸素運動としてダイエットにも有効であり、最近では頭と体を使うスポーツとして認知症予防にも効果が期待され始めています。

この大会は三笠宮家のご厚意、ご協力のもとに寬仁親王杯、寛仁親王妃杯を賜り開催できますことは、ボウリング業界にとって至宝であり、役員一同大変誇りに感じております。

また、この主旨をご理解いただきましたご協賛各社をはじめとする、関係各位のご協力のもと、障害者と健常者が共に楽しむことが出来るスポーツとして、今後益々の発展が期待されています。この熱戦の模様をＹｏｕＴｕｂｅ（ダイジェスト版）にてご覧いただき、お楽しみください。

来年も幅広い年代の方に、全国各地から、より広い地域からも多くのご参加をお待ちしております。全国の皆様の熱意がこの『宮様チャリティーボウリング大会』の支えとなっています。