第50回 宮様チャリティーボウリング大会

今年も本大会は全国各地の厳しい予選を勝ち抜いた各都道府県の選手、そして各ボウラー団体から推薦されたトップボウラーが一堂に会してチャンピオンの座を狙い熱戦が繰り広げられました。

結果、男子は予選（８Ｇ）を６位で通過、準決勝（４Ｇ）で２位まで順位を上げた佐藤貴啓選手（ＮＢＦ推薦）が初優勝を果たしました。当日は父親の誕生日であり、昨年３位の雪辱のためにもぜひ優勝したかったと語りました。女子は予選、準決勝共に１位で通過した中川遥選手（アクアボウル）が決勝ではステップラダーにおいて、ＪＢＣの全日本ユースナショナルメンバーの北村恵選手とのハイレベルな19歳対決を制して、見事に初優勝を果たしました。

障害者の部は、恒例の「プロボウラーによるボウリングクリニック（教室）」、「個人戦」、「スカッチトリオ戦」を参加選手、引率の皆様がプロボウラーとの投球を、ひと時を楽しみました。今年も昨年に引き続き、初参加の若手プロボウラーが多く、フレッシュなムードの中、クリニック、大会が進行していきました。
選手は熱心にプロボウラーからのアドバイスに耳を傾け、１投１投を丁寧に、一生懸命に、普段の練習の成果を確認しながら、プロボウラーと楽しみながら投球する姿が印象的でした。
そして個人戦男子は布施宏治選手が431ピン、女子は松清俊子選手が353ピンとハイレベルなスコアをたたき出し優勝を果たしました。来年の一般の部での活躍に期待します。

ボウリングは競技スポーツとしてのみならず、人々の交流の輪を広げ、幅広い仲間づくりへとつながるレジャー、コミュニケーションツールとして広く国民に定着し、高齢者の健康維持、脂肪を燃焼させる全身有酸素運動としてダイエットにも有効であり、最近では頭と体を使うスポーツとして認知症予防にも効果が期待され始めています。

この大会は三笠宮家のご厚意、ご理解のもとに寬仁親王杯、寬仁親王妃杯を賜り開催できますことは、ボウリング業界にとって至宝であり、役員一同大変誇りに感じております。

また、この主旨をご理解いただきましたご協賛各社をはじめとする、関係各位のご協力のもと、障害者と健常者が共に楽しむことが出来るスポーツとして、今後益々の発展が期待されています。
この熱戦の模様をYouTube（ダイジェスト版）にてご覧いただき、お楽しみください。

来年も全国から幅広い年代の方に、ここ数年参加されていない地域からもより多くの、ご参加をお待ちしております。