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『第53回宮様チャリティーボウリング大会』が、11月30日(土)、12月1日(日)の日程で東京都港区の品川プリンスホテルボウリングセンターにおいて開催されました。

今年も三笠宮家の瑶子女王殿下が御台臨なさり、障害者の部の個人戦のご視察、一般の部の決勝戦のご観戦、及び、表彰式、閉会式と長時間にわたり、大会の模様をお楽しみになられました。また、瑶子女王殿下からは閉会式において「一番は皆さんがボウリングを楽しんでいただくことと、多くの方々にボウリングを知っていただき、ボウリング人口が増ることを望んでいます」と非常に有難いお言葉を頂戴いたしました。

大会概要

主催
公益社団法人日本ボウリング場協会
協力
社会福祉法人友愛十字会 / 公益社団法人日本プロボウリング協会 / 公益財団法人全日本ボウリング協会 / 日本ボウラーズ連盟 / 全国実業団ボウリング連盟
協賛
江崎グリコ株式会社 / 日本ボウリング商工会 他
主管
関東ボウリング場協会
日時
2019年11月30日(土)~12月1日(日)
会場
品川プリンスホテルボウリングセンター 東京都港区高輪4-10-30

今年も本大会は全国各地の厳しい予選を勝ち抜いた各都道府県の選手、そして各ボウラー団体から推薦されたトップボウラーが一堂に会して頂点、寬仁親王杯、寛仁親王妃杯を目指して、熱戦が繰り広げられました。

結果、女子は予選・準決勝共に1位通過の宮様チャリティーボウリング大会上位の常連でベテランの阿久津るみ選手(宇都宮第二トーヨーボウル)と予選・準決勝共に3位通過のナショナルメンバーの谷原美来選手(JBC推薦)の対戦となりました。第1フレームから4連続のストライクを続けた谷原選手、第5フレームでミスがあり、この時点でノーミスで来ている阿久津選手との差はワンマーク差で谷原選手がリード。その後、阿久津選手は第6フレーム、8フレームでミス、一方の谷原選手は第6フレームから4連続のストライクで勝負か決まり、谷原美来選手が227-189で見事に初優勝を遂げました。

男子は予選・準決勝共に1位で通過した、こちらも宮様チャリティーボウリング大会上位の常連でベテランの本望工選手(ABBF推薦)と予選を4位、準決勝を2位で通過した、こちらもナショナルメンバー宮澤拓哉選手(JBC推薦)の年齢差なんと約40歳の対戦となりました。
試合は双方第1フレーム、スプリットから始まる波乱の展開、そして、第7フレーム終了時点のスコアが145-145のがっぷり四つに組み合い、勝負は最終フレームまでもつれ込み、7フレームからターキーを持ってきた、宮澤拓哉選手が213-210の大接戦を制して見事に初優勝を遂げました。

障害者の部は、恒例の「プロボウラーによるボウリングクリニック(教室)」、「個人戦」、「スカッチトリオ戦」を参加選手・引率の皆様がプロボウラーとの投球、コミュニケーションを楽しみました。今年もベテランから若手プロボウラーまで幅広く、和やかなムードの中、クリニック・大会が進行していきました。今年初めて司会進行を担当した相澤英昭プロのポップで軽やかな語り口が大会に華をそえました。

そして個人戦は恒例となった、昨年度の上位選手が一般部門に参加する中、男子は鈴木昇選手(東京)が391ピン、女子は村野美幸選手(神奈川)が341ピンのスコアで見事、優勝を果たしました。来年の一般の部での活躍が期待されます。
ボウリングは競技スポーツとしてのみならず、人々の交流の輪を広げ、幅広い仲間づくりへとつながるレジャー、コミュニケーションツールとして広く国民に定着し、高齢者の健康維持、脂肪を燃焼させる全身有酸素運動としてダイエット効果にも希望が高まりつつあり、最近では頭と体を使うスポーツとして、認知症予防及び、脳のリハビリにも効果が期待され始めています。

この大会は三笠宮家のご厚意・ご協力のもとに寬仁親王杯・寛仁親王妃杯を賜り開催できますことは、ボウリング業界にとって至宝であり、役員一同大変誇りに感じております。

今年は一般の部に1ゲームごとのレーン移動の導入、決勝戦にシュートアウト方式を採用するなど、より競技性を重視する形式になり、真のボウラーの頂点を目指す大会となりつつあります。
また、この主旨をご理解いただきましたご協賛各社をはじめとする、関係各位のご協力のもと、障害者と健常者が共に楽しむことが出来るスポーツとして、今後益々の発展が期待されています。この熱戦の模様をYouTube(ダイジェスト版)にてご覧いただき、お楽しみください。

今後も幅広い年代、特に若い世代にも大会を認知いただく広報活動を行うとともに、全国のより広い地域から、これまで選抜選手のいない県からのご参加もお待ちしております。全国の皆様の熱い気持ち、そして、選手、役員、スタッフ相互が支え合う想いがこの『宮様チャリティーボウリング大会』の礎となっています。

第53回宮様チャリティーボウリング大会 一般の部

一般男子の部

H/G賞 渡邊亮 栃木 サンプラザボウル 300P
熊沢颯 東京 高尾スターレーン 300P
H/S賞 稲葉利雄 栃木 小山ゴールドレーン 990P

一般女子の部(ステップラダー方式)

H/G賞 大河内未来 JBC推薦 277P
H/S賞 阿久津るみ 栃木 宇都宮第二トーヨーボウル 922P

第53回宮様チャリティーボウリング大会 障害者の部

障害者男子の部 2G

優勝 鈴木昇 アイビーボウル向島 391P
準優勝 深沢一男 公益財団法人川崎市身体障害者協会 390P
第3位 三澤健太郎 ウニクスボウル南古谷店 377P
第4位 塚原昭一 飯塚第一ボウル 375P
第5位 佐野光宏 NPO法人スペシャルオリンピックス日本・東京 371P
第6位 中原大貴 ジョイナスボウル 353P

障害者女子の部 2G

優勝 村野美幸 公益社団法人横浜市身体障害者団体連合会 341P
準優勝 開由香 出雲会館センターボウル 323P
第3位 寺家よし子 社会福祉法人千葉県身体障害者福祉協会 317P
第4位 森澤亜希子 アオキグランドボール 317P
第5位 卯田孝子 社会福祉法人千葉県身体障害者福祉協会 311P
第6位 平井恵美 パークレーン高崎 287P